『週刊少年ジャンプ』において1976年から2016年まで全200巻出版された、大人気漫画の実写化ドラマから派生した映画作品です。
主役の両津勘吉は「西遊記」「ギャラクシー街道」の香取慎吾、そしてドラマ版のレギュラーの速水もこみち、伊武雅刀、そして今回のヒロイン桃子役には「超高速!参勤交代」「下妻物語」深田恭子が出演しています。
亀有公園前派出所に勤務している豪快で型破りな警察官・両津勘吉は、ある日、旅芸人一座の座長で幼馴染の桃子と再会します。
昔、勘吉は彼女に「勝どき橋は上がる」と言ってウソツキ呼ばわりされたことがありました。
憧れだった桃子は、いまはシングルマザーになっていて、娘のユイがいました。
人間関係に悩む小学生のユイに、勘吉はアドバイスをします。
そのアドバイスのおかげでユイはクラスメイトのアヤカと仲良くなれ、勘吉に信頼を寄せます。勘吉は仕事を放りだして桃子の手伝いをし、すっかりユイの父親気分です。
ある日、そのユイの友達のアヤカが誘拐されるという事件が発生します。
アヤカは警察庁長官の孫で、2億もの身代金が要求されてしまうのです。警察は物々しい雰囲気で誘拐捜査本部を設置し、亀有公園前派出所のメンバーも総出で聞き込みに当たります。
誘拐に関する有力な証言が、地元では真面目で有名な交通ボランティア・横田から得られます。
そして、なぜかアヤカだけでは無く、ユイも行方不明に…？
そこで捜査線上に上がったのは、
なんと桃子の元夫、ミツオでした。
しかしアヤカは、ユイの服を着て見つかります。どうやら子供たちはお互いの服を変え遊んでいて、勘違いされてユイが誘拐されてしまったのです。
身代金目当てか？ それとも愛情のもつれ？ はたまた…。誘拐犯が誰なのか、目的も分からないままでしたが、とにかくアヤカは無事です。
そのことを誘拐本部に伝えると、指揮していた警視正はアヤカではなかったことにホッとして、誘拐捜査本部を縮小しようとしますが、それを知り憤った亀有公園前派出所のメンバーがとった行動とは？
両さんの初恋の人の娘・ユイはどうなるのでしょう？
両津勘吉の過激なアクション！、下町の人情、ドキドキが、これでもか！と、いっぱい詰まった劇場版「こちら葛飾区亀有公園前派出所 the movie〜勝どき橋を封鎖せよ！〜」です。
春の子供であるユイを両津は救出できるのかなど、テレビドラマ版とは違った両さんのかっこよさが見所になっています。
あの両さんに春が？ とワクワクすることもあり、いい加減なのに男前で憎めない両さんの良さが楽しめる良作エンターテイメント映画です。